- ツイートをbot化せよ
ここでは、たとえあなたが数日間Twitterをいじれないようなときでも、フォロワーの方々との接点をキープできるツイートのbot化の手法について解説します。
ツイートのbot化の大きな強みは以下の二点です。
①しばらくツイート出来ないときでも、フォロワーの方々と接点を持てる
②良いツイートはbot行きになるので、毎回のツイートに全力をかける気になる
それぞれ詳しく解説していきます。
①しばらくツイート出来ないときでも、フォロワーの方々と接点を持てる
twitterって、毎日呟ければいいですけど
やっぱり本業が忙しいときとか、プライベートでなにかしら起きたときとかで3日、長い時だと1ヶ月とか触れないときもありますよね。
そういうときでもツイートにbotを仕込んでおけば、フォロワーの方と最低限の設定を持つことができます。
②良いツイートはbot行きになるので、毎回のツイートに全力をかける気になる
普通にTwitterをやってると、1回ツイートしたものは数日たったら流れて終わりです。
そうなると、せっかく良いツイートをしたとしても1回で使い切りになっちゃうので、もったいない感じがしますよね。
そうなると毎日真面目にツイートを考え続けるのも、何だかバカバカしくなってしまう人もいるとは思います。
しかしbot化するのであれば、毎日真剣にツイートして
特によかったツイートはbot行きになりますので、
毎回ツイートを考えるのに頭使ってるのも、使い捨てではなく「今後も有効活用できるぞ」となって考え甲斐が出てきますから、
毎回のツイートも全力で考える気になります。
Botの考え方
さて、ここで失敗しないBotの考え方を解説しておきます。
Botですが、
あくまでもフォロワーと最低限の接点をキープするためのもの
と認識しておきましょう。
ツイートのメインではなくて、あくまでサブ補助的なものと認識しておくことです。
ここでポイントが二つあります。
①Botツイートは1日に1~2回程度にしておくこと
②実際に日々ツイートして反応が良かったものをBot化すること
です。
①Botツイートは1日に1~2回程度にしておくこと
逆を考えてみてください。
Botには、1時間に1回の頻度でつぶやいているようなアカウントもありますよね。
これだと規則的すぎて、見れば一発でBotだとわかりますよね?
しかも機械的にツイートを連発するせいで、いいねも全くついてないし、しばらく見ていると、1ヶ月後にはまた同じことをツイートしている。
ツイートが機械的に流れすぎるとフォローを外したくなるので、このようなBotは良くありません。
ツイートは、あくまで1日に1回か、多くても2回程度にしておくのが良いです。
多くてもMAX4回程度が限界です。
そして、実際に日々手動でツイートすることも忘れないでください。
あくまでもBotは、
①過去に受けたツイートを1回で終わらせては勿体ないので、繰り返し使えるようにする
②数日間、数週間とTwitterにログインできない間も、フォロワーと最低限の接点を持ち、自分の存在を忘れられないようにするために使う
という意識を持ちましょう。
②実際に日々ツイートして反応が良かったものをBot化すること
また、Bot化するツイートは、良いツイートのみにすべきです。
わかりやすい指標としては、過去のツイートのなかで『いいね』がたくさんついたツイートをBot化する、というものがあります。
『いいね』がたくさんついたということは、実際にたくさんの人に受け入れられたツイートということです。
それらをBot化すれば、時間をおいて再度ツイートされても、やはり多くの人に受け入れられます。
結局、『市場の評価こそが最も正確な指標』です。
もちろん経験を重ね、ノウハウを磨くことによって
市場に出す前から「これはきっとヒットする」「これはきっと外れる」という予想を高い精度で立てられるようにはなりますが、
究極のところはやっぱり市場に出してみないと
何がウケて、何がウケないのかなんてわかりません。
アパレルショップを考えてみればわかるでしょう。
アパレルでは、服のプロであるバイヤーが全力で命をかけて多分売れるであろう服だけを選んで仕入れています。
売れないと在庫になって大きな損失になってしまいますからね。
にもかかわらず、バイヤー達も「この服はたくさん売れるに違いない」「この服はちょっとしか売れないだろう」というのを全て正確に当てることはできません。
仮にもし毎回正確に当てることができたら、全ての服を適切な量だけ仕入れることでしょう。
しかしながら、実際には一瞬で売り切れてしまう服もあれば、季節が終わるまで売り切れず在庫が残ってしまってセールに出されたり処分されてしまったりするような服もたくさんあります。
服のプロであるバイヤーが「この服はきっと売れるだろう」「仕入れすぎると余っちゃうかもしれないから、まぁこのくらいの数にしとくのが妥当かな。」と見定めても、
なかなか狙った通りにはいかないのが現実。
服のプロではない素人が感覚で仕入れたらもっと酷いことになるでしょう。
このように、結局何がウケて何がウケないのか、というのは究極には実際に出してみないとわかりません。
そして実際に出してみてウケたものというのはそれが〝正解〟なのです。
ですから、実際にツイートしてみて、実際にいいねがたくさんついたツイートというのは
正解のツイートなのです。
また、Bot一周には十分なツイート数が必要になります。
1日1ツイートするとして、100ツイートほどBotに入れれば、一周するのに3ヶ月はかかりますので、このくらいはあると良いでしょう。
短期間で一周させると、「また同じ内容のツイートをしている…」とフォロワーから敬遠されます。
しかし、Bot一周に3ヶ月以上はかけることで
フォロワーから「また同じ内容のツイートだ…」と強く思われることを防ぐことができます。
仮に「このツイートを見たことあるな」とフォロワーが思ったとしても、3ヶ月に1回以下の頻度、しかも過去にウケたことがある良質なツイートです。
実際に手動でツイートしたものをメインとしつつ、補助的にウケたツイートをBotに使うため、
Botはサブであって、メインではないので、フォロワーに対する印象が悪くなることはありません。
Bot化の具体的な手順
それでは、Bot化の具体的な手順を解説します。
①とにかくツイートをしまくる
②ツイートデータをダウンロードして『いいね』がたくさんついたツイートを探す
③時事ネタなど、Botに適さないツイートは除外し、残りのツイートをBotに入れる
です。
①とにかくツイートしまくる
まずはとにかくツイートをしまくることです。
Bot化する際は、日々たくさんツイートし
その中で特に反応の多かった、ウケの良かったツイートをBot化することになります。
たくさんツイートを生み出して、選抜ツイートのみBotに入れる、というイメージです。
とにかくツイートしましょう。
ツイートのストックを100個はbotに入れるとして、
最低でも500ツイートはしましょう。
②ツイートデータをダウンロードして『いいね』がたくさんついたツイートを探す
ツイートデータをダウンロードします。
1回に1ヶ月分までしかダウンロードできないので、複数回に分けてダウンロードします。
そしてスプレッドシートやエクセルなどに貼り付けて、『いいね』の数で並び替えます。
これによって、今までどのツイートが『いいね』の数が多かったのか分かるようになります。
③時事ネタなど、Botツイートに適さないものを除外して、上から順番にBotに入れていく
あとは上から順番にbotに入れていきましょう。
Botに入れる際は、Botのツールを使って、間隔を23時間に設定するのがおすすめです。
こうすることで、1日1ツイート、毎日少しずつ時間がずれてツイートされるので良いです。
同じく、毎日少しずつ時間がずれるという理由で、1日に2ツイートしてもいいだけの過去にウケたツイートのストックがあるのであれば、11時間に設定するのがおすすめです。
また、順番に関しては、ランダムにするか順番にするかは好みですが、順番にしておくのが無難でしょう。
過去のツイート一覧のうち、どこまで『ウケたツイート』というラインにしてBotに入れていくかは、あなたのアカウントの大きさや、普段のいいね数にも関係してきます。
一つの目安としては、いいねが10以上ついているツイートを全部入れるというのが良いです。
数としては、100個あれば一周するのに3ヶ月ぐらいかかるので最低限大丈夫ですが
いいねがたくさんついているツイートがもっとあるのであれば、もっと多くても大丈夫です。
逆に、上から順番に100個ほど選ぼうとすると後半でいいねが2、3個しかついていないようなツイートになってしまう場合は、まだウケたツイートの数が少ないといえます。
その場合は、Bot化するにはまだ時期が早いので
引き続き手動のツイートを続けるようにしましょう。
この手順を踏むことによって、良質なツイートだけがフォロワーにとって煩わしくない程度に、1日1~2ツイートほどされるBotを組むことができます。
これにより、あなたが数日間Twitterにログインできないようなときでもフォロワーに対して最低限の露出をすることができます。
そして、フォロワーから忘れ去られることなく接点を持ち続けることが可能になります。
これらを行うことで、マインドシェアを獲得できるのでぜひ有効活用してください。
私のBot化事例
私はアカウントが育ってきたらすべてのアカウントでbot化を行っています。
やまーのアカウントも例外ではありません。ですので、やまーのアカウントでツイートをbot化したときの情報を、参考として掲載しておきます。
この時点で、私のツイート数は1600ほどで、アナリティクスから過去の全ツイート履歴をダウンロードしました。
過去データのダウンロードは1ヶ月分ずつ行います。
2020年からツイートし始めたので、数年分のファイルをダウンロードする必要があり、作業が完了するまでに30分ほどかかりました。
ダウンロードが完了したら、全てのデータをスプレッドシートに貼り付け『いいね』の数でソートします。
『いいね』の数が30個以上を区切りとしたところ、305件のツイートが抽出されました。
この抽出された分をBotに入れることにしました。
『いいね』の数を20個以上として区切ろうか迷いましたが、該当ツイートが700件になってしまうので
さすがに多いと思い、30個以上を区切りとしました。
私の場合は、アカウントがある程度育っていること、ツイート数も1600と多いことから
『いいね』の数が30個以上という基準でも、300ほどのツイートストックがありました。
この辺りは、あなたのアカウントの強さに応じて変えてください。
Botツールは、Botbirdというツールを使うのがオススメです。
元々、Twitbotというツールはシンプルで使いやすかったのですが
現在は公開停止されているようですので、Botbirdというツールを私は使っています。
それでは、Botbirdにユーザー登録した後、Botにツイートを入れるという手順を解説します。
私の場合は、
①時間は11時間
②夜23時から朝4時まではツイートしない
③ツイートの順番はツイート順
に設定にしてあります。
ツイートは、いったん基準となるいいね数より上のツイートを全て貼り付けてから、細かいところを調整するのが良いでしょう。
もちろん、不要な時事ネタツイートは省くのですが、ツイートを確認しながら1ツイートずつコピペするより
いったん全てコピペしてから改行などを削除したほうが早いです。
スプレッドシートで、候補ツイートの一番上から一番下のところまで
shift+クリックで全て選択、
ここで、そのままBotbirdにコピペするとフォントに装飾がついてしまうので
1回Googleドキュメントに貼り付けましょう。
貼り付ける際は、まず
Ctrl+shift+Vでコピーします。
こうすることで、余計な装飾なしで、文字データのみを選択することができます。
コピーした文字データをBotbirdに全て貼り付けましょう。
ここから細かい所の調整を行います。
調整としては、
①改行を消す、必要な改行は残す
②そしてBotに不要なツイートを削除する
を行います。
①改行を消す、必要な改行は残す
まず、一つ目の改行を消す、必要な改行は残す、という部分についてです。
Botbirdは、一つのBotツイートにつき基本1行ですから
改行は全て手動で削除します。
(このあたりtwitbotであれば普通に改行いれてOKだったのでやりやすかったのですけれどもね…。)
改行を全て削除すると、Botツイートが改行のないツイートになるのですが、それで特別見にくくなるということはないので全ての改行を削除して良いでしょう。
もちろん、改行タグを活用することで、改行を残すことはできます。
しかし、100個、200個、300個と、ツイート全ての改行したいところに改行タグを入れるのはさすがに作業に時間がかかりすぎるので
私はオススメしません。
ただし、例外がありまして、例えばチェックリストツイートなどは、さすがに改行したほうが見やすいです。
「ここはさすがに改行したほうが見やすいな」というツイートがありましたら、改行タグを入れるようにしましょう。
②そしてBotに不要なツイートを削除する
そして上から見ていてBotに明らかに不要なツイートは削除するようにしましょう。
ご飯を食べたツイート、時事ネタ、「このツールってどうなんですか?」と質問したツイート、「○○の案件をこなせる人を募集します!」と人材募集したツイートなど。
これらはBot化して複数回つぶやくには適さないので、削除していきましょう。